3月はミャンマー暦で年の暮れ。

その月の満月は「タバウン満月」と呼ばれ、東北部シャン州を中心に伝統的なお祭りが開かれます。

まだかなー、と見つめる少年を取り囲むのは、お米の袋。

これをお坊さんにお分けするのがお祭りのメインイベントです。

パレードのように先導者が寺に入ると、境内に並んだ人たちがいっせいに鉢へとお米を入れます。

毎朝の「托鉢」を大げさにやる……とも言えますが、その規模が凄い。

僧侶の列が続くこと、なんと3時間以上。

近隣の村・町から集まるそうで、専用のトラックまで動員して大渋滞です。

渡すほうも大変ですね。

中にはスペシャルなお布施も。

ちなみに鉢がいっぱいになると、手に提げたビニール袋に移していくシステムです。